
最近はブログやアフィリエイトサイトの運営で収益を得る方が増えてきました。副業の域を超えて、独立&起業など専業として活躍している方も数多くいます。
「雑記ブログと専門アフィリエイトはどっちがSEOに強いの?」
「サイト運営で稼ぐならどっちを作るべき?」
とお悩みの方に、ここでは雑記ブログと専門アフィリエイトをSEOの観点から考察して解説します。
目次
雑記ブログとは?

雑記ブログとは、ジャンルを決めず幅広いテーマを1つのサイトで書いているブログのことです。有名なものに以下のようなブログがあります。
どちらも有名でブログやアフィリエイトに興味のある方なら、誰もが目にしていることでしょう。
雑記ブログのメリット
雑記ブログは以下のようなメリットがあります。
- ネタ切れしにくい(書きたいことをかける)
- 1つのブログに集中できるので更新・管理がしやすい
- 維持費・管理コストが安い(サーバー代やドメイン代が1つで済む)
- 長期的に大規模サイトを作りやすい
- 自分の個性が出しやすい
- PVを稼ぎやすい
- SNSなどの拡散性が高い
- サイトが1つなのでブランディングがしやすい
雑記ブログのメリットはやはり、“記事の書きやすさ” でしょう。
サイト運営では継続することが重要であり、アフィリエイト初心者が挫折する原因の多くは、ネタ切れにあります。その面、雑記ブログはテーマに縛られずに執筆できるので継続的に続けやすい特徴があります。
また、サーバー代やドメイン代が1つで済むので管理コストがかからない点も大きなメリットでしょう。利益が出るまでは維持費は大きな負担となるため、そうしたリスクを解消できます。
雑記ブログのデメリット
一方で雑記ブログは以下のようなデメリットがあります。
- リスクヘッジできない(Google評価やサーバーエラーなど)
- 純広告を獲得しにくい
雑記ブログは1つのドメインで運営されているため、Google評価やサーバーエラーなどで順位が下落・停止した際の損失が大きく、リスクヘッジできない点が最大のデメリットでしょう。
専門アフィリエイト/ブログとは?

専門アフィリエイト/ブログとは、1つのテーマに特化した専門的なサイトのことです。有名なものに以下のようなサイトがあります。
どれも有名なサイトで、誰もが目にしたことがあるのではないでしょうか。
専門アフィリエイトのメリット
専門アフィリエイトは以下のようなメリットがあります。
- 情報サイトとしての権威性を持ちやすい
- リスクヘッジできる(Google評価やサーバダウンなど)
- 純広告を獲得しやすい
- ファン・リピーターがつきやすい
- Googleアドセンスの収益性が高い
- SEO(検索エンジン)に強い
専門性の高いサイトはテーマ毎にドメインが異なるためリスクヘッジしやすく、特定分野での権威性を持ちやすい特徴があります。
また、Googleアドセンスなどの収益性が高く、純広告も獲得しやすいので、広告による収益化が行いやすい点も大きなメリットとなります。
SEOの観点からも「専門サイト」はSEOに強い傾向があります。
専門アフィリエイトのデメリット
専門アフィリエイトは以下のようなデメリットがあります。
- テーマ毎にサイトを分ける必要がある
- 維持費・管理コストがかかる(サーバー代やドメイン代がサイト毎に必要)
- コンテンツの更新・管理が大変
- 専門知識が必要
- 雑記や日記が書きづらい
- ネタ切れしやすい
- サイトボリュームは小規模になりやすい
- PVを稼ぎにくい(アクセス数が頭打ちになる)
一方で特定分野の専門知識が必要となるため、アフィリエイト初心者はコンテンツを作るのが難しく挫折しやすい傾向にあります。
また、テーマ毎にサーバー代やドメイン代などの管理コストがかかるため、負担が大きく、初めてサイト運営する方にはややリスクが高いかもしれません。
雑記ブログと専門アフィリエイト SEOに強いのはどっち?

それでは「雑記ブログ」と「専門アフィリエイト/ブログ」はどちらがSEOに強いのかを考察していきます。
Googleは専門性の高いサイトを評価する
Googleは専門性の高いサイトを評価します。
GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、検索アルゴリズムにおけるサイトの専門性について以下のように述べています。
検索結果に適切に表示する為にほとんどの場合は、コンテンツとそのページの文脈を見て理解しようとする。 だけれどもウェブサイト全体を見る場合もあります。
例えばあなたが新しいページをウェブサイトに追加した場合、私達が以前に見た事がなければそのコンテンツや文脈の意味を理解できません。
その場合は、どんな種類のウェブサイトなのかを理解する事は、その新規ページを検索結果のどの場所からスタートさせるべきかを理解するより良い手助けになる。
ランキングに関しては、ページ単位とサイト全体を考慮に入れている。
上記発言にもあるように、Googleは検索順位を決める際に、ページ単位だけでなく、サイト全体の評価も考慮しています。
検索エンジンは「ユーザーの検索意図」に一番マッチするコンテンツを表示します。ユーザーの要望に答えるためには、ある程度の専門知識が必要であり、SEOにおいては専門性の高いサイトが有利に働きます。
上位表示には高いドメインオーソリティが必要
SEO上位表示するためには、高いドメインオーソリティが求められます。オーソリティとは権威性を示し、特定の分野で誰もが認めるサイトのことです。
具体的な基準はありませんが、以下のようなサイトをGoogleはオーソリティ(権威性)の高いサイトと評価します。
- コンテンツが充実している
- 分かりやすく整理されている
- 更新性があり、常にコンテンツ品質が維持されている
- 有益な情報源への参照リンクを適宜紹介している
- オリジナリティの高いコンテンツを有する
- 長年にわたり運営されている
- 自然リンクによる支持を受けている
- 専門性の高いサイト
GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、検索アルゴリズムでは、特定の分野に精通した権威性のあるサイトを検出し、そうしたオーソリティサイトの検索順位を優遇する(ランキングブースト = 順位を少し上げる)と述べています。
専門性に特化した高品質なコンテンツを発信しているサイトを、検索での表示機会を増やすことは、極めて合理的なアルゴリズムと言えます。
サイトの権威性を高める方法は「ドメインパワーを上げる9つのメソッド」で紹介していますので、ぜひお読みください。
最新の「検索品質評価ガイドライン」では専門性を強調!
2016年3月に更新された「検索品質評価ガイドライン」の中では、 “専門性” の重要性がさらに強調されました。
ユーザーの役に立つ高品質なコンテンツがより評価されるようになり、SEO上位表示には E-A-T「専門性/権威性/信頼性」が重要となります。
関連記事:SEO対策でGoogleが大切にする3要素「E-A-T」プラスα
雑記ブログの流入元はSEOだけではない
SEOでは専門性の高いサイトが強いと解説しましたが、
「はてブやtwitterで話題になっているブログは、雑記が多いのでは?」
「月間100万PVを超えるようなブログは雑記が多いと思うけど?」
と感じる方もいらっしゃるかと思います。
雑記ブログは拡散性が高く、流入元は検索エンジンだけでなく、ソーシャルメディアからの読者を獲得しやすい点にあります。
雑記ブログは大規模サイトに育ちやすい
テーマを統一した専門ブログはトラフィックが頭打ちになりやすい反面、雑記は長期的に見て大規模サイトに育ちやすい傾向にあります。
上位表示している雑記ブログは「ソーシャルメディアで拡散 ⇒ トラフィックが集まる ⇒ ナチュラルリンクが付く」という要因が作用して、検索でも順位が付きやすくなります。
まとめ
Google検索エンジンは専門性の高いサイトを評価する傾向にあり、SEOの観点からみると「専門アフィリエイト/ブログ」に軍配が上がります。
ただ、ネットで稼ぐ際にどちらが良いのかは一概には言えず、それぞれのメリット&デメリットを理解した上で、運営する必要があるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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