
タイトルタグは、内部SEOの基本であり重要なシグナルのひとつです。ここでは、タイトルタグの重要性や「SEO効果を高める設定ポイント」などを解説します。
目次
タイトルタグ(title)とは?
タイトルタグ(title)とは、head内に記述されるHTMLタグのひとつです。検索結果に表示され、ユーザーや検索エンジンにサイトの内容を伝えるためのものです。

seo上位表示のためには、タイトルタグを正しく設定することが大切となってきます。
タイトルタグの記述方法
タイトルタグはHTMLソースのhead内に、以下のように記述します。
<head>
<title>Googleから評価されるオーソリティサイト9つの条件</title>
</head>
タイトルタグの重要性
タイトルタグは、Googleが検索クエリとページの関連性を判断する重要なシグナルになります。
近年では、SEO効果が薄くなったと言われていますが、依然として、重要であることに変わりはありません。検索エンジンンにコンテンツ内容を効率的に伝える役割を果たし、SEOを考える上で重要なポイントです。
SEO効果を高める「タイトルタグ」設定ポイント
SEO効果を高めるタイトルタグの設定ポイントをご紹介します。
タイトル文字数は「32~35文字」以内
タイトルの文字数が多いと末尾が「…」と省略されてしまうため、「32~35文字」以内に収めるようにしましょう。
以前までは、Google検索結果で表示可能な文字数が「28~32文字」でしたが、2016年5月頃より最大「32~35文字」まで表示されるように増加しました。
Vlexoのジョナサン・ジョーンズ氏によると、これにより検索結果でのクリック率が改善したと報告されています。
ベネフィットをシンプルに伝える
コンテンツを示唆する、魅力的なタイトルを考えましょう。
そのページを読むことで得られるベネフィットが、シンプルに伝わる魅力的なタイトルを付けることで、クリック率が向上し、検索からのアクセスアップに貢献します。
seoキーワードを含める
seoキーワードを含めることで、検索エンジンにコンテンツの内容を効率的に伝えることができ、SEO効果が期待できます。
重要キーワードを前方に配置する
Google検索エンジンは、タイトルタグの前方にあるキーワードを、重要視する傾向にあると言われています。
また、アメリカ調査会社のリサーチによると、seoキーワードが前方にある方が、検索結果でのクリック率(CTR)が上がると報告されています。
クリックしたくなる魅力的なタイトルにする
クリックしたくなるような、魅力的なタイトルにしましょう。
魅力的なタイトルにするコツの1つに、数字を使うテクニックがあります。
・Googleから評価されるオーソリティサイト9つの条件
・SEOを加速させる3つのステップ
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ブランド名の配置に配慮する
ブランド価値が高い企業の場合は、ブランド名を前方に配置することでクリック率の向上が期待できます。逆にブランド価値が低い場合は、ブランド名ではなく、キャッチコピーを前面に出しましょう。状況に応じてブランド名の配置を配慮しましょう。
ユニークなタイトルで競合サイトと差別化を図る
検索結果で似たりよったりなタイトルが並ぶと、埋もれてしまいクリック率が思うように伸びません。競合サイトと差別化した、ユニークなタイトルを付けることで、目につきやすくクリック率の向上が期待できます。
注意すべきポイント
以下の注意すべきポイントを、必ずチェックしましょう。
- seoキーワードを詰め込み過ぎない
- ページ毎にユニークなタイトルを付ける(重複させない)
- 定型文を使用した、ありきたりなタイトルは避ける
- 色々なキーワードを、一度に詰め込み過ぎない
- コンテンツ内容と関係のないキーワードは含めない
- 「ページ1」などの曖昧なタイトルにしない
- 極端に長すぎるタイトルは避ける
- ユーザーの役に立たない内容は含めない
- 過度に誇張した表現にはしない
誤ったタイトルタグの設定や、過剰なSEO対策は逆効果です。タイトルタグのご利用は計画的に!
タイトルタグの重複チェック
サイト内に同一のタイトルが複数あれば、重複するコンテンツが存在していると予測され、サイト全体の評価を下げる恐れがあります。そのため、ページ毎にユニークなタイトルを記述することが大切です。
Googleサーチコンソールを使い、「タイトルタグの重複」が無いか定期的にチェックしましょう。
タイトルタグの重複をチェックする方法
Googleサーチコンソールにログインし、左メニュー [検索での見え方] → [HTML の改善] からチェックできます。

titleタグとh1タグは完全同一がいい?
結論としては、titleタグとh1タグは同一であっても、異なっていても、SEOで有利・不利になることはないだろう。
ではその違いは何なのだろうか。それについて「ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム」で以下のような回答があった。
タイトルはそのページを外から見た人向けにわかりやすく書きます。
つまり、検索エンジンやSNSから直接来た人向けや、検索エンジンのロボット等H1はそのサイトを閲覧している人向けに書くようにしています。
そのため、タイトルにはサイト名なんかが入ったりしますが、h1 には入らないですし、一つのページ内でトピックスが大幅に変わる場合は適切な箇所に複数のh1を入れたりしています~。
つまり、titleタグは、検索結果やソーシャルメディアなどで表示され、外部のユーザーに向けて書かれ、h1タグはサイトの訪問者に対して今見ているコンテンツの内容を伝えるために書く。
基本的には、同じになることが多いだろうが、それらを意識して書くことで最適な使い分けができるだろう。