
アナリティクスの解析でよく使われる用語「セッション」「ユーザー」「ページビュー(PV)」の違いを分かりやすく解説します!これで君もウェブマスターの仲間入り!
これらの単語はよく使われますが、意外とその違いを知らない方も少なくないです。これを機に、その違いを理解しましょう。
セッションとは?
セッション数とは、ユーザーがサイトに訪れてから離脱するまでのアクセスを表します。
例えば、ユーザーAが、朝に1度訪れて、昼と夜にも1回ずつ訪れた場合、その日のセッション数は3とカウントされます。

述べ何回、サイトに訪れたかを表す値です。
新規にセッション数がカウントされるケース
以下のような場合は、セッション数が新規にカウントされます。
- 30分以上放置された後、行動があった
30分以上ページを開いたまま放置するとタイムアウトされ、その後再び行動するとセッションが新たにカウントされます。 - 日付が変わった
その日の23:58にアクセスし、日付をまたいで0:01分に行動を起こしたら新たなセッションとしてカウントされます。 - トラフィックを示すデータが変わった
前回と違う新たな検索キーワード、AdWords、キャンペーン変数を指定したリンク(広告や参照元など)を経由してサイトにアクセスした場合、30 分のタイムアウトが発生していなくても、新たなセッションとしてカウントされます。
ユーザー数とは?
ユーザー数とは、一定の期間内にサイトにアクセスしたユーザーの数(ユニークユーザー=UU)のことです。
一人のユーザーが期間内に何度訪れても、ユーザー数は1となります。
例えば、ユーザーAが、朝に1度訪れて、その後昼と夜にも1回ずつ訪れた場合、セッション数は3でしたが、ユーザー数は1となります。

ユーザー数は、ブラウザのCookieで判断しているため、異なるブラウザや端末でアクセスした場合、別ユーザーとしてカウントされます。
ページビュー(PV)とは?
ページビュー(PV)とは、ページが何回表示されたかを指す値です。
例えば、ユーザーAが「ページ1 → ページ2 → ページ3」と回遊した場合には、PV数は3となります。

よく月間●●●万PVなどと、サイトのボリュームを表すときに使われる指数は、このページビュー(PV)を指します。
純粋に何回そのサイトを見られたかということですね。
トラフィックは「セッション/ユーザー/PV」のどれ?
マーケティングの現場では「トラフィック(アクセス数)が~~」と耳にしますが、トラフィックとは一体どの値を指しているのでしょうか。
トラフィック(アクセス数)の具体的な定義は示されておらず、ケースバイケースとなります。セッション、ユーザー、PVのどの数値をトラフィックとして追っていくかは個人の判断や状況に任されているようです。
まとめ
ページのトラフィック(アクセス数)は、サイトのパフォーマンスを図る重要な指標となります。web担当者は、セッション、ユーザー、ページビュー(PV)の違いをしっかり理解し、健全なサイト運営を心掛けていきましょう。