
キーワード選定はweb集客において最も重要であり、狙うキーワードがずれていると検索エンジンからの流入機会が減ってしまいます。そこで今回はアフィリエイトやブログで集客するための「SEOキーワード選定」の基本を解説します。
目次
キーワード選定とは

キーワード選定とは検索エンジンで上位表示したい「SEOキーワード」を選ぶことです。SEO対策においては、キーワード選定が最も重要であり、キーワードの選び方が検索エンジンからの集客、しいては売上を左右するといっても過言ではありません。
アフィリエイトサイトやブログを作ったものの、なかなかトラフィック(集客)が増えないと悩んでいる方は、是非ここで紹介するキーワード選定の基本を実践してみてください。
ロングテールキーワードを狙う
検索キーワードは「ビックワード」「ミドルワード」「スモールワード」の3つに分けられます。キーワード選定では、ミドルワードやスモールワードなどニッチなキーワード狙ったロングテールSEOを施すことが大切です。

ビックワードとは
ビックワードとは「SEO」「育毛」「花粉症」のような単一のキーワードのことです。検索数が多く競合性が高いのが特徴です。
ミドルワードとは
ミドルワードとは「育毛 シャンプー」「育毛 食事」のように2つの単語で構成された複合ワードのことです。
スモールワードとは
スモールワードとは「育毛 シャンプー 口コミ」「育毛 シャンプー 効果」のように3つ以上の単語で構成された複合ワードのことです。検索数は少ないが競合性が低く狙い目のキーワードとなります。
ミドルワードやスモールワード(総称してロングテールキーワード)は、SEO上位表示を狙いやすく、またユーザーの検索意図が具体化されているため、高いコンバージョンが期待できます。
アフィリエイトサイトやブログのキーワード選定においては、ロングテールSEOが成功の鍵を握ります。
サジェストや関連キーワードからリストアップする
キーワード選定の第一歩は、候補となるSEOキーワードをリストアップするところから始まります。そのためにはまず、「Googleサジェスト」や「関連キーワード」から抽出していきます。
Googleサジェストからリストアップする
Googleサジェストとは「Googleで検索しようとした時に、検索キーワードを予想して提案してくれる機能」のことです。
例えば「育毛」と入力すると「育毛 シャンプー」「育毛 サプリ」「育毛 食事」…のように、その単語と関連性の高いキーワードを表示してくれます。

Googleサジェストは「関連キーワード取得ツール」で簡単に抽出できます。

まずはGoogleサジェストから、有用なSEO対策キーワードをリストアップしていきます。
関連キーワードからリストアップする
関連キーワードはGoogleが提供する無料ツール「キーワードプランナー」を使ってリストアップしていきます。
キーワードプランナーにログインして「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」を開き、SEOキーワードを入力して「候補を取得」をクリックします。

すると以下のように、関連キーワードの「検索ボリューム」や「競合性」が表示されます。

以前までは具体的な検索数が見れましたが、2016年8月から仕様が変更され、おおよその範囲でしか見れなくなりました…。
アバウトではありますが検索ボリュームや競合性を考慮しながら、キーワードプランナーで有用なSEO対策キーワードをリストアップしていきます。
カスタマージャーニーでユーザーを知る
検索キーワードには「ユーザーの検索意図」が明確に示されており、ユーザーが何を考えているのかを知ることができます。
前述した方法でリストアップした需要の高いキーワードを対策するのはもちろん大切ですが、ユーザーがアクション(購買行動)を起こすまでには、いくつもの心理的変遷があり、検索行動もまたそれに合わせて行われています。
コンバージョン近くのキーワードだけでなく、それに至る心理的プロセスに目を向けることで、これまでアプローチできなかった幅広いユーザーにリーチすることが可能となります。

「薄毛 遺伝」と検索するユーザーと「地域名 薄毛」と検索するユーザーでは置かれてる状況が異なります。カスタマージャーニーを考慮することで、ユーザーがどんな状況に置かれ、何を考えているのかを知ることができます。
キーワードを拡張する
ここまで多くのキーワードをリストアップしてきましたが、各キーワードを基に色々なパターンを展開することで、さらに拡張することができます。

言い方を変える
同じ意味合いでも言い方を変えてみます。
「育毛」「発毛」「薄毛」「増毛」「植毛」「抜け毛」など
これらは単語は異なりますが、同じ悩みを持っています。
種類を変える
同じ粒度の中でも、種類を変えてみます。
「育毛」「頭皮」「遺伝」「髪型」など
目的を付与する
キーワードに目的を付与します。
「薄毛 治療」「薄毛 食事」「薄毛 ケア」など
性質を付け足す
キーワードに性質を付け足してみます。
「育毛 シャンプー」「育毛 おすすめ」など
目線を変える
立場や状況によって見方を変えてみます。
「20代 薄毛」「女性 薄毛」「薄毛 夏」など
このようにマクロな視点でキーワードを拡張していくと可能性が広がり、幅広いユーザーへアプローチすることができます。
競合サイトを調査する
これまで紹介した方法が、キーワード選定の基本ですが、既に上位表示されているサイトは、ユーザーニーズに答えた高品質なコンテンツであることが多いです。
検索上位を占める競合サイトのコンテンツを調べることで、ターゲットとするユーザーや有用なキーワードを発見することができます。
ユーザーの検索意図を理解する
SEO上位表示には「ユーザーの検索意図」に答えることが最も重要です。検索キーワードを紐解くことで、ユーザーが何を求めているのか(ユーザーニーズ)を知ることができます。
検索クエリには3つの種類があり、それを知ることで「ユーザーの検索意図」を理解する大きな足がかりとなります。

トランザクショナルクエリ(取引型)
トランザクショナルクエリとは「購入」「申込み」「予約」など、購買意欲の高い検索クエリです。
例えば、「地域名 薄毛」など
上記のように検索するユーザーは、最寄のクリニックを探しており、「予約⇒来店」などコンバージョンに近いキーワードとなります。
ナビゲーショナルクエリ(案内型)
ナビゲーショナルクエリとは既に見たいものが決まっており、特定のサイトにアクセスする目的で検索されるクエリです。
例えば、「ウィキペディア」「リーブ21」「○○.net」など
インフォメーショナルクエリ(情報収集型)
インフォメーショナルとは情報を集めるための検索クエリです。何か知りたい、悩みや不安を解消したいといったユーザーの心理が現れています。
例えば、「薄毛 遺伝」「薄毛 食事」「薄毛 髪型」など
まとめ
SEO上位表示するためには、「ユーザーの検索意図」に答えることが大切です。
そのためには、まず検索キーワードからユーザーニーズを紐解き、理解するところから始まります。SEO対策では最初の「キーワード選定」が最も重要であり、これを誤るとwebマーケティングは失敗に終わります。
アフィリエイトサイトやブログで成功するために、ここで紹介したSEOキーワード選定の基本を、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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