
SEO上位表示するためには、ユーザーに有益な高品質なコンテンツを作ることが重要ですが、それ以前に評価傾向がずれていては上位化は難しくなります。ここでは、上位表示を達成するための「Google上位表示傾向」について解説します。
目次
SEO上位表示に必要なこと

最近のSEOはコンテンツの質がより重視されており、上位表示するためには、「ユーザーの検索意図」に答えた高品質なコンテンツを作ることが重要です。
どんなに素晴らしいコンテンツを作っても、そもそもGoogleの評価傾向とズレていては、上位表示が困難になります。
SEO上位表示のためには、コンテンツを作る前に競合調査をして「Googleの上位表示傾向」を掴むことが重要となります。
Google上位表示傾向とは
Googleの検索結果には、コンテンツの上位表示傾向が見られます。
例えば、「サジェストキーワード」と検索してみましょう。

※2016年12月20日現在の検索結果。
すると、上位サイトにはサジェストキーワードを調べるための「ツール」が表示されています。
「サジェストキーワード」というキーワードで検索するユーザーは、”サジェスト” という単語自体の意味ではなく、サジェストキーワードを調べる方法が知りたいと、Googleは判断して検索結果に反映しています。
上位表示されている他のコンテンツを見ても、ツールをまとめている記事が上位表示されています。
SEOで上位表示するためには、Googleの上位表示傾向を掴み、それに沿ったコンテンツを作ることが重要です。どんなに素晴らしいコンテンツを作っても、傾向とズレていたら、上位表示できないと説明したのはこのためです。
上位表示傾向は日々変わる

ここ数年Naverなどのまとめ記事が上位を独占していたのも、Googleの評価傾向のひとつです。
昨今では、コンテンツの独自性が問題視され、今後はそうしたまとめ記事の上位化は難しくなるでしょう。
このようにGoogleは検索ユーザーのための検索エンジンを追及し、上位表示傾向も日々変化しています。今現在、上位化できているコンテンツもGoogleの評価基準が変われば、その順位も大きく変動してしまいます。
そのため常にSEO最新情報をつかむ必要があり、上位表示傾向に合わせて、コンテンツの最適化に取り組むことが求められるでしょう。
Google上位表示傾向の調べ方
Googleの上位表示傾向を調べる方法を紹介します。
手順1「キーワード検索する」
まずキーワード検索をして、上位10サイトをリストアップします。例として「ソーラーパネル」というキーワードで検索してみます。

上位10サイトを以下のようにリストアップします。
- Wikipedia
- 楽天市場
- Amazon
- Looop
- グリーンエネルギーナビ
- ソーラーパネル.com
- Yahoo!ショッピング
- 価格.com
- SBエナジー
- 太陽光発電の価格比較
手順2「サイトを種類別に分類する」
ピックアップしたサイトを種類別に分類します。
サイト | 種類 |
---|---|
Wikipedia | Wikipedia |
楽天市場 | 通販サイト |
Amazon | 通販サイト |
Looop | コーポレートサイト |
グリーンエネルギーナビ | コーポレートサイト |
ソーラーパネル.com | コーポレートサイト |
Yahoo!ショッピング | 通販サイト |
価格.com | 比較サイト |
SBエナジー | コーポレートサイト |
太陽光発電の価格比較 | 比較サイト |
「通販サイト」や「企業のコーポレートサイト」が多い傾向にあります。
手順3「コンテンツ内容を調べる」
続いて、上位表示されているコンテンツがどんな情報を扱っているのかを調べます。
サイト | 内容 |
---|---|
Wikipedia | ソーラーパネルとは何か、概要や仕組みなど |
楽天市場 | ソーラーパネルを販売するメーカーページ |
Amazon | 製品販売ページ |
Looop | ソーラーパネルを販売するメーカーページ(製品一覧) |
グリーンエネルギーナビ | 特徴や選び方などのトピックス |
ソーラーパネル.com | ソーラーパネルを販売するメーカーページ(製品一覧) |
Yahoo!ショッピング | ソーラーパネルを販売するメーカーページ(製品一覧) |
価格.com | 選び方や、特徴/性能で各メーカーを比較したコンテンツ |
SBエナジー | 仕組みやメリット&デメリットを説明したコンテンツ |
太陽光発電の価格比較 | 各メーカーを比較して紹介 |
上位10サイトのうち半分以上が「販売メーカーの製品ページ」となっています。
情報収集を目的としたインフォメーショナルクエリではなく、Googleの上位表示傾向としては、「ソーラーパネル」の導入を検討しており、純粋に「通販サイト」または「比較および選び方を紹介したコンテンツ」を評価している傾向にあります。
例えば、単純にアフィリエイトのような情報サイトは、評価傾向からズレているため上位表示が難しくなります。
実際に「ソーラーパネル おすすめ」「ソーラーパネル 選び方」といったキーワードで検索してみると、情報系サイトが上位表示している傾向にあるため、そういった複合ワードを狙うと良いでしょう。
まとめ
SEO上位表示するためには、Googleの上位表示傾向をつかむことが大切です。
どんなに優れたコンテンツを作っても、傾向がずれていたら上位化は難しくなります。コンテンツを作る前に、キーワードの上位表示傾向をしっかりと調べましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【SEOに強いサイトを作るなら読んでおきたい記事】