
h1タグは、ユーザーと検索エンジンにサイトの価値を伝え、seo上位表示への重要な足がかりとなります。ここでは、h1の基本と、SEO効果を加速させるh1タグの設定方法を解説します。
目次
h1とは?
h1とはHTMLタグの一種で、ページの内容を定義する、最も高い階層にある見出し(hタグ)です。Google検索エンジンが、コンテンツ内容を把握するための、重要な参考材料となります。
hタグ(見出しタグ)とは?
Googleは、コンテンツの内容を理解するために「hタグ」を利用します。
hタグはh1~h6まで6種類あり、数字が小さいほど重要な見出しとして認識されます。最も数字が小さいh1は、最も重要であるということになります。
hタグの記述方法
hタグは「h1 → h2 → h3 → h4 … h6」といった具合に、小さい順番にHTMLへ記述します。見出しタグを活用し、正しい文章構造を揃えることで、Googleに対して効率的に内容を伝えることができます。
▼ hタグの記述順序 サンプル
<h1>h1の見出し</h1>
<p>コンテンツ本文が入りますコンテンツ本文が入ります</p>
<h2>h2の見出し</h2>
<p>コンテンツ本文が入りますコンテンツ本文が入ります</p>
<h3>h3の見出し</h3>
<p>コンテンツ本文が入りますコンテンツ本文が入ります</p>
<h4>h6の見出し</h4>
<p>コンテンツ本文が入りますコンテンツ本文が入ります</p>
h1のSEO効果
h1タグはSEO対策をする上で、とても重要な見出しである。
スパム行為が流行して以来、近年では、h1の評価(ランキングシグナル)が低下したと言われていますが、依然として重要な要素のひとつであることに、変わりはありません。
h1は検索エンジンとユーザーに、コンテンツ内容を正しく伝える重要な役割を担う。正しく設定することでSEO上位表示の大きな足がかりとなるでしょう。
SEO対策のための「h1」設定方法
SEO対策のための、正しいh1設定方法や注意点を紹介します。
ページ内容を簡潔に説明する
h1タグには、そのページの内容を簡潔に説明したテキストを設定します。コンテンツのベネフィットが伝わる魅力的な文言にすることで、ユーザーと検索エンジン双方に効率的に内容を伝えることができます。
SEOキーワードを含める
h1タグには、SEOキーワードを必ず含めましょう。そうすることで、ページの重要なテーマを検索エンジンに伝えることができます。
重要キーワードの出現は、基本的に1つでOKです。過度に詰め込むと、不自然な文章となり、逆にGoogleからの評価を下げてしまいます。
重要キーワードを前方に配置する
検索エンジンは、h1タグの前方に配置されたキーワードを重要視する傾向にあるため、自然な文章を心掛け、なるべく重要なキーワードは前の方に記述しましょう。
h1はテキストにする
h1はテキストで設定しましょう。よくロゴ画像などをh1に設定しているサイトを見ますが、Google検索エンジンは画像の内容を認識できないため、基本的には、テキストでの設定を推奨します。
どうしても画像にしたい場合には、必ず「alt属性」を設定し適切な文言を入れるようにしましょう。
基本1ページに1つ
Googleは、h1の複数設置を公式に認めており、HTML5では1つのページ内にh1が複数あっても構造上問題ありません。
しかし、h1が複数あると効果が分散し「キーワードの重み」が薄まるとも言われています。基本的に、使用回数は1ページに1つを推奨します。
h1の最適な文字数
文字数に具体的な制限はありませんが、長くなればそれだけキーワードが薄まります。30~50文字前後が適切と思われます。
h1とtitleタグは、完全同一が良い?
h1タグとtitleタグは、基本的に同じものを入れるケースが多い。同一であっても、異なっていても、SEOで有利・不利になることはないだろう。
ではその違いは何なのだろうか。それについて「ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム」で以下のような回答があった。
タイトルはそのページを外から見た人向けにわかりやすく書きます。
つまり、検索エンジンやSNSから直接来た人向けや、検索エンジンのロボット等H1はそのサイトを閲覧している人向けに書くようにしています。
そのため、タイトルにはサイト名なんかが入ったりしますが、h1 には入らないですし、一つのページ内でトピックスが大幅に変わる場合は適切な箇所に複数のh1を入れたりしています~。
つまり、titleタグは、検索結果やソーシャルメディアなどで表示されページタイトルとして使われる。外部のユーザーをサイト内に惹きつけるために書かれる。
一方で、h1タグはサイトに訪れたユーザーに対し、今見ているコンテンツの内容を伝えるために書くといった違いがある。
デザイン的な目的で使わない
見た目を調整する目的で「hタグ」を使うのは避けましょう。見出しタグはあくまで、ページの階層構造をユーザーと検索エンジンに分かりやすく伝えるためのものだ。
Googleは、文章構造を整理した、適切な見出しタグの使用を呼びかけています。(参考記事:ウェブマスター公式ブログ[英語版] )
まとめ
h1タグを正しく設定することで、seo上位表示への大きな足がかりとなります。ここで紹介した基本をしっかりと対策し、検索エンジンにサイトの価値を効率的に伝えましょう。